2024-07-22

第16話 ただでさえ早朝なのに集合時刻が更に早くなるトンデモなマグロのセリツアー

画像22

2024年7月1日、事務所を豊洲市場前にお引越しいたしました。2019年1月より約5年半もの間、神田に事務所を置いておりましたが、地理的には便利な場所ではあったものの、ツアー現場のいずれも近くなく、ツアーの前後で事務仕事をするのには中途半端なロケーションでした。特にコロナ禍以降は、在宅ワークが大幅に増えていましたので、神田に事務所を構えている意義も薄れてきていたところでした。今春、自宅の引っ越しが済んだ3月上旬、豊洲市場前に手頃な事務所が借りられることが判明し、思い切って移転を決めたというわけです。2024年は奇しくも引っ越しが重なる年となりました。


新しい事務所は豊洲市場から環ニ通りを挟んだところにあるメブクス豊洲というオフィスビル内にあるのですが、ツアーで訪れる頻度が高い豊洲市場にツアーで使用する備品一式が置いておけるようになり、大変重宝しております。また、これまでは屋外で実施していたツアー前後の準備・打ち合わせやイヤホンガイド®(ガイドレシーバー)の清掃等の片付けも屋内でできるようになり、自身はもちろんのこと、スタッフの皆さんの労働環境の改善にも繋がりました。特に酷暑の夏の期間は、いくら屋内が中心の豊洲市場といえども、暑さによる体力消耗が激しく、ツアー終了後に涼しい環境でクールダウンできる場所ができたのは、言葉では言い表すことができないほど貴重でありがたいことなのです。


新築物件の為、快適な新しい事務所の様子


さて、今回はそんな事務所の移転に伴う変化についてお話をさせて頂きます。事務所が豊洲市場前に移転したことで、ツアーにも変化が生じました。それは早朝にマグロのセリを見学するツアーです。これまでは、カーシェアの車を借りて通勤するのが一番安上がりの手段でした。一方で、万が一道中で事故に巻き込まれたりパンクしたり、トラブルが起きても現場に遅れないようにする為には、当然余裕をもって家を出なければなりません。これまでは5:25に開始するツアーの2時間前の3時過ぎには豊洲市場周辺の駐車場に到着しておく必要があり、ツアー当日には午前1:30頃に起きて2時過ぎには車で出発するという生活になっていました。


しかし、事務所が移転したことに伴い前提が大きく変わりました。カーシェアの車を借りて通勤するのとほぼ同額で“前泊”することが可能となったのです。といっても、豊洲市場周辺のホテルは宿泊料金が高く、とてもじゃないですがツアーの前泊で使用できるものではありません。そこでカギになってくるのが豊洲市場に今年の2月に開業した「豊洲 千客万来」です。


「豊洲 千客万来」は大きく2つの施設に分かれていて、お食事や食べ歩き・お買い物が楽しめる食楽棟と、屋上に無料の展望足湯を備える温浴棟があります。温浴棟のメイン施設は「東京豊洲 万葉倶楽部」です。万葉倶楽部は関東に豊洲、町田、横浜、秦野、小田原と5か所、北海道、関西、九州にも展開している温泉施設であり、ご存じの方も多いことでしょう。「豊洲 千客万来」の運営主体でもあります。


午前5時の「豊洲 千客万来」。奥の高層の建物が万葉倶楽部の温泉施設がある温浴棟。

この「東京豊洲 万葉倶楽部」ですが、リラックスルームという名前の仮眠室があり、午前3時までであれば深夜料金なしで利用が可能です。そんなところで満足に眠れるのか?と思われる方もいると思いますが、これまでは午前1時半に起きて眠い目をこすりながら車を運転して通勤するということをしてきたわけです。事故が起きたらどうしよう?という漠然とした心配からも解放されて、温泉の入浴後にリラックスして仮眠ができる環境は、身体への負担という意味においてはむしろ大きく改善となるのではないかとさえ思います。


これまでは午前3時以降、ツアーの開始まで時間を潰す場所がなかった為、前泊先として利用することは実質不可能でした。深夜料金3,000円を払えば5時まで滞在も可能ですが、入浴料の4,000円と合わせると7,000円となり、カプセルホテルならまだしも、オープンな仮眠室として利用するには高すぎるという感覚でした。豊洲市場前に事務所を構えることができたことで、3時以降は事務所で過ごせばよくなり、晴れて万葉倶楽部を前泊地として利用できるようになったというわけです。


そして、これを機にマグロのセリ見学ツアーに大きなテコ入れをすることになりました。思い切って5時の開場とともに豊洲市場に入場しようということで、それまでの5:25集合・開始から4:50集合・4:55開始に変更することにしました。この変更には大きく2つの理由があります。1つは、今後前泊が基本となるため、ツアーの開始時刻が早くなった方が都合がよいという点です。3時に万葉倶楽部を退館した後、4:40のツアー受付開始までは概ね1時間半ほどです。名簿やイヤホンガイド®・小冊子など、ツアーの準備をしていれば30分ほどは時間がつぶれますので、実質1時間をやり過ごせばよくなります。早めの朝ごはんを食べて、少しのんびりしていたら良い時間になりそうです。