2024-01-31

第8話 豊洲市場待望の場外施設「豊洲 千客万来」が2/1(木)ついに開業!

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2024年2月1日(木)、豊洲市場がようやく完成形となります。豊洲市場が開場したのは2018年の10月ですが、これまでの5年間はある意味で”不完全な形”だったというわけです。  


豊洲市場の場内、すなわち中央卸売市場の機能そのものは、2018年の時点で築地から移転が済んでいます。しかしながら、場外の部分は整備が不十分で、暫定施設での営業となっていました。豊洲に市場が移転した後でも、築地にある場外市場が大変な賑わいを見せていることからもお分かり頂ける通り、一般人=観光客にとって場外施設の整備は大変な重要なものです。今回開業となる「豊洲 千客万来」は賑わい創出を目的とした場外商業施設です。元々は豊洲市場開場の翌年、2019年の夏に開業するはずだった場外施設ですが、なぜ4年以上も遅れることになったのでしょうか。


2021年12月の「豊洲 千客万来」建設現場。写真奥中央から左に見える中層階の建物群は東京2020大会選手村跡地のHARUMI FLAG


その発端は2017年6月に小池百合子東京都知事が「築地市場の跡地を食のテーマパークにしたい」という趣旨の発言をしたことです。“食のテーマパーク”とは、お食事が出来てお買い物ができる商業施設ですから、まさにこれから建設をしようとしている施設とテーマが同じ。築地にそのような施設を建設すると豊洲の商業施設と競合することになると、運営主体である万葉倶楽部が猛反発しました。計画は一旦中断となりますが、その後小池都知事が謝罪を行ったことで2018年に再スタートを切ります。2020年10月着工、2022年12月完成の予定で正式にプロジェクトがスタートしますが、新型コロナウィルスの影響で1年延期となった東京2020大会の着工とタイミングが重なり、選手村や競技会場に近い豊洲市場の現場では、保安上の都合でトラックが入れないなど、建設に大きな制約が生じることとなりました。その結果、着工が1年遅れの2021年10月となり、完成が更に遅れることになったのです。


なお、「豊洲 千客万来」の開業延期を補うために2020年1月末に開業した暫定場外施設「江戸前場下町(じょうかまち)」は、その役割を終え1月30日に営業終了となります。開業直後にコロナ禍が直撃、テナントの撤退も相次ぐなど踏んだり蹴ったりでしたが、周辺に商業施設が乏しい豊洲市場において、市場関係者も含めて、多くの方に愛された商業施設として人々の記憶に刻まれることでしょう。

2024年1月30日で営業を終了する暫定場外施設「江戸前場下町」。奥の立体駐車場の看板には「豊洲 千客万来」の文字が見える。



さて、まだ開業前なので情報が出揃っていませんが、「豊洲 千客万来」について、現時点で分かっている情報をまとめてみたいと思います。  


先述の通り、運営主体は万葉倶楽部株式会社です。関東ですと箱根や湯河原から温泉を運んでくるスタイルで、温泉施設をいくつも運営している会社としておなじみです。当然「豊洲 千客万来」にも温泉施設がある温浴棟が整備されます。展望風呂からは、レインボーブリッジやHARUMI FLAGなどが一望できて、東京都心では唯一無二といってもいいほどの眺望を備えた温泉となりそうです。入館料は大人3,850円とだいぶ強気の料金設定となっていますが、近隣の有明地区にある「泉天空の湯」も土日は3,800円となっていますので、この地域の相場なのかもしれません。なお、入館しない人でも温泉を気軽に楽しめるように、屋上には無料の展望足湯「千客万来 足湯庭園」が設置されることになっています。豊洲市場を沢山歩いて見学した後に、足の疲れを癒すのに良さそうですね。また、温浴棟には69室の客室を備えた宿泊施設も併設されます。近隣のホテルJALシティ、ラビスタ東京ベイに加えて、早朝のまぐろのセリを見学する時の強い味方となりそうです。


万葉倶楽部株式会社 豊洲 千客万来公式サイト(https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/floor_guide)より引用


そして、注目すべきは何といっても江戸の街並みを模した商業施設でしょう。「豊洲場外 江戸前市場」と名付けられ、約70店舗もの飲食店や物販店舗が軒を連ねる予定です。豊洲 千客万来の公式サイトによると、1月28日現在で55店舗の詳細が発表されています。  


<内訳>

コンビニエンスストア1軒 

カフェ3軒 レストラン・Bar 35軒 物販店舗 15軒

その他 1軒(東京都PRコーナー)  


業態的に分類が曖昧な物もありますが、概ね上記のような内訳となります。個人的な感想としては、想像していたよりもお寿司屋さんや海鮮丼を提供する飲食店、鮮魚を販売するような市場にちなんだお店の比率が少なく、築地場外市場のそれとはまた違った趣きの商業施設となりそうです。誤解を恐れずに言えば、市場に隣接しているものの、市場とはまったく別の観光商業施設と考えた方がしっくりくるかもしれません。これまで興味がなかった人が市場に足を運んでくれるきっかけとなったら嬉しいですね。


専用駐車場も完備。利用金額に応じて、最大3時間無料のサービスも



店舗のラインナップを見て、個人的に注目しているお店をご紹介したいと思います。


① 丸武Premium 築地で大人気の玉子焼き屋さんが豊洲に進出!これまで豊洲では食べることができなかった焼きたての玉子焼きを豊洲でも味わえるようになります♪


② フラワーおはぎ専門店 Oh!huggy!! 店名のダジャレ感とは裏腹に、日本らしい季節の花をモチーフにしたかわいいおはぎを販売!食べ歩きはもちろん、お土産にも喜ばれそうなお店です♪


③ 豊洲えんぎもの 現在豊洲市場に圧倒的に不足しているお土産を販売するお店がオープン!選りすぐりのお菓子や和雑貨などを購入できるお店のようです。


④ POKE BOWL カナロア 墨田区業平に店舗を構え、Googleの口コミでも高評価のお店が豊洲に進出!見るからにヘルシーな栄養たっぷりのポキボウルが気になります♪


⑤ BAR GINZA 江(こう) お酒が飲めない私は入店する機会がなさそうですが、なんといってもこちらのBarは午前10時から翌朝の5時まで営業する予定とのこと。これまで午前中からお昼にかけてしか楽しめなかった豊洲市場で、朝まで飲み明かすことができるようになるなんて、お酒が好きな人には本当に朗報ですね♪  


あと、店舗ではありませんが、忘れてはいけないのが時の鐘です。時の鐘といえば埼玉県の川越のものが有名ですが、「豊洲 千客万来」にも時の鐘が造られました。単なるオブジェ的なものなのか、時間ごとに鐘がなるような演出がされるのか…期待が膨らみます。  


ちなみに、「豊洲 千客万来」の1階には大型バス27台分の駐車場が設置されます。これまで豊洲市場に大型バスで来場する際は、少し離れたところにある仮設の乗降場所で乗降する必要があり、バスも近隣駐車場まで回送が必要でしたが、今後は豊洲市場直結の駐車場で直接乗降が出来るようになり、大幅に利便性が向上します。「豊洲 千客万来」の開業に伴い、豊洲市場にある既存の店舗にも沢山のお客さんが訪れるようになると良いですね♪  


というわけで、「豊洲 千客万来」開業直前レポートでした。是非皆さんも足を運んでみて下さい♪ どこかのタイミングで、開業後のレポートも執筆したいと思いますのでお楽しみに♪  


なお、ミキキートスでは、「豊洲 千客万来」を含めて、豊洲市場の魅力をご案内するガイドツアーを実施しています。イヤホンガイド®(ガイドレシーバー)とオリジナル小冊子付きで、楽しく社会科見学して頂けます。詳細は下記よりご確認下さい。  


豊洲市場見学ツアー やさしい市場入門♪







ミキキートス庭野大地
庭野 大地

EventOffice ミキキートス代表。
中央大学卒業後、観光とは異業界での勤務経験を経て、旅行会社で国内外の添乗員・ガイド業務に従事。
2015年からは、主催のミキキートスにてイヤホンガイドを使用した参加型ツアー事業を開始。「大人も楽しめる社会科見学」「親子でまなぶ」をコンセプトに、築地/豊洲市場、成田空港や国会議事堂見学をはじめとした多数の人気ツアーを企画。
「名物ガイド」として多くのメディアで注目を集める。
コロナ禍では事業に大打撃を受けるが、オンラインツアーコンテンツに参入し、難局を乗り越える。
アフターコロナでは「社会科見学をエンタメに!」をスローガンに掲げ、新しいツアー企画に挑戦するなど、多忙な日々を過ごす。


WEBサイト:https://www.mikikiitos.com/


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